まずはライセンスを確認するところから
ブックメーカーを選ぶ際に最も重要なポイントの一つが「ライセンスの有無」です。ライセンスとは、政府や公的機関がギャンブル運営の適正性を保証するために発行する許可証のことを指します。
これを取得しているブックメーカーは、法的な規制の下で運営されているため、利用者が安心してベットを行える環境が整っていることを意味します。
一般的に、ブックメーカーのライセンスは国ごとに異なり、マルタ(MGA)、キュラソー、イギリス(UKGC)、ジブラルタル、マン島などが主要な発行元として知られています。
例えば、イギリスのUKGCは特に厳格な審査基準を設けており、ライセンス取得には高い透明性と安全基準を満たす必要があります。
一方、キュラソーのライセンスは取得が比較的容易で、規制が緩やかなため、これを取得しているブックメーカーは多い傾向にあります。

ライセンスを取得しているブックメーカーが推奨される最大の理由は、利用者を保護するための制度が整っているからです。
ライセンスを持つブックメーカーは、公的機関による監督を受けながら運営しており、不正行為や資金トラブルが発生しにくい仕組みになっています。
ライセンスを持つブックメーカーは、プレイヤーの資金を運営会社の資金と分けて管理する義務があります。
これにより、仮にブックメーカーが経営難に陥った場合でも、プレイヤーの預けた資金が保護され、出金できなくなるリスクが大幅に低減します。
ライセンスがないサイトでは、資金管理が不透明な場合が多く、万が一運営が停止した場合、プレイヤーの資金が失われる可能性があります。
ライセンスを持たないブックメーカーは、プレイヤーの保護が不十分である可能性が高いため、基本的に避けるべきです。運営の透明性が低く、資金トラブルやアカウントの凍結、出金拒否などのリスクが高まります。
特に注意が必要なのは、初回の入金ボーナスを大々的に宣伝しているにもかかわらず、出金時に厳しい条件を課すケースです。出金しようとすると本人確認の手続きが異常に厳しくなる、あるいは「規約違反」などの理由で一方的にアカウントを凍結されるといったトラブルが報告されています。
また、ライセンスがないサイトでは、オッズの操作やゲーム結果の不正操作が行われる可能性も否定できません。公的な監査を受けていないため、プレイヤーに不利なルールが適用されることがあり、ベットの公平性が保証されない場合があります。
特に、オンラインカジノのスロットゲームやライブカジノでは、乱数発生プログラムが適切に管理されていない可能性があるため、不透明な運営が行われるリスクがあります。